ページ

2019年12月6日金曜日

MEMO 3:ブログ全体の構想予定

幼い頃から大切にしていたものが壊れてしまった!!
さて、直すのには、どうしたらよいでしょうか?

まず中を開けて、構造をみてみましょう。
そして、不具合のある部分を探し出し、本来あるべき状態にもどせればよいわけです。

だから、構造とは、シンプルなほど頑丈に、直しやすくなり、不正の入り込む余地がなくなるのです。

ところが、現在の社会は、より良く、便利にと、足し算式に発展させてきた結果、
高度に複雑化し、社会そのものが、構造もわからず、直すこともできない、
不正の温床のブラックボックスと化してしまいました。

その複雑に絡み合った社会の糸をひとつひとつほぐしながら、この世のいろんなものについて、
どうなっているのか?そもそも何なのか?を解析し、その本来の目的と、あるべき形を探っていきたいと思います。

というわけで、このブログでは、全体としてこんなことを書いていきたいと考えています。


◎縮小の時代の生き方 社会のあり方を考える


ターニングポイントを迎えた文明の、マイナスとプラスの両面を考察し、これからの時代にどう向かい合っていけばよいか、次世代の子どもたちにどんな未来を残せるのか、を考えていきます。


◎お金と経済について

現在世界で標準化されている金融システムの、構造的な欠陥について分析。
成長を強制する、借金ベース社会の限界と悪影響について、現在の経済のしくみを明らかにし、あるべき本来のお金と経済のしくみについて考えていきます。


◎宗教について

今なお世界では、特定の宗教や神への信仰を理由とした差別や争いが絶えません。
本来人の心の支えや拠り所となるはずの、神や信仰心が、なぜ争いの元になっているのでしょうか?
人と人とを分け隔てる、組織としての宗教の起こりと、しくみをあきらかにし、
あるべき本来の宗教と、信仰の形について考えていきます。


◎農的暮らし+自営業やってみた

地に足のついた”本当の意味での将来の安心”を目指してやってきた、自給自足、自立自営への挑戦。
10年間やってみて、実際にどうだったのかを書いていきます。


◎環境問題、シビアウェザーの時代

警告されていた、気象変動の時代は現実のものとなりました。
自分たちの身を守るために、何ができるのか、未来を生きる若者たちに、どんな背中をみせていけるのかを考えていきます。


◎世界の中の日本~江戸に学ぶ

戦後、主導権を奪われたままの日本という国の現状について、憲法9条と、自衛隊の本来の設立の意図を明らかにし、これからの世界のあるべき国防の形について考えていきます。
そして、当時、世界最大の都市でありながら、永続的な暮らしをも両立させていた、驚きの完成度を誇る(ように見える)江戸の暮らしに焦点を当て、学んでいきます。


◎「答え」までの道のり

29才のある朝、ずっと探していた答えにたどり着きました。
これからの時代の新常識?たどり着いた「答え」とは?
その道のりを、順に振り返っていきます。


◎その他いろいろ、その時々の話題なども触れていきたいと思っております。

尚、それぞれの項目について、いちいち深く踏み込んでいくと、いつまで経っても全体の話ができなくなりそうなので、先になるべく簡素な概要を述べて、その後から、各項目について、話題を深めていけるよう努めていきたいと思って(は)おります。

何年…かかる…かな…。





2019年11月16日土曜日

MEMO 2:縮小の時代に 広がる未来を考える

さて問題です!このグラフは何を表しているでしょうか?

まるでジェットコースターのようにぐぐっと一気に駆け上がり、そして、突如急落するこのグラフ、実は…



日本の人口のこれまでの推移と、これからの予測を表したグラフなのです。
※画像クリックで拡大
NHKスペシャル取材班『縮小ニッポンの衝撃』/講談社現代新書 p,45より)

おおよそ文明というものがはじまって以来、人口は飢饉、天災、戦争などで短期的に上下することはあっても、全体的に見れば増え続けてきました。それが、はじめて長期的な、そして急激な減少を向かえるという、とてつもなく特異な時代を、今我々は生きているのです。

そして実は、日本だけでなく、世界中の経済成熟国で同じことが起きているのです。

予測は予測、人口なんて自然現象なのだから、そのとおりにいくとは限りません。むしろだいたい予想だにしなかったことが起きるものです。
とは言え、のんきなことを言っていられる状況ではありません。人口の減少がもたらす影響は社会の隅々にまで及びます。
なぜなら、我々が「社会の発展」と呼んでいるものは、人口が増え続ける・・・・・ことを担保に成り立っていたからです。
人口の減少は、近代国家、資本主義を支えてきた、「成長し続ける経済」という信仰、神話が崩壊する瞬間でもあるのです。

当然、これまでの価値観、考え方で、同じように社会を運営していくことはできません。
 ”ここからの未来は、過去からの延長線上にはない”(河合雅司『未来の年表(講談社新書)』)のです。
ところがあまりに長いこと人口は増え続け、拡大と発展続きの社会だったために、我々の暮らしやしくみが、永遠の右肩上がりを前提とした構造になってしまっていて、それ以外の方法を誰も知らないのです。

実際には現状維持すらままならない右肩下がりの現実と、未だに永遠の右肩上がりの夢の実現を強要してくる社会構造。
我々現役世代は、そのギャップの中で苦しんでいるのです。

世界の国々は、今や地球というひとつの国の地方に過ぎないくらいに、身近に、関わり合うようになりました。
そんな地球規模、国家規模のような大人数の様々な人をまとめるには、共通の夢や主義やスローガンが必要になります。それが「永遠の経済の発展」でした。
そのスローガンがもう通用しないことが誰の目にも明らかとなった今、人類は、どんな夢に向かって歩みを進めてゆけばよいのでしょうか?
私達は今、地球規模で、社会の運営のあり方を根本から見つめ直さなくてはいけない時期にきているのです。

ある部分での縮小は避けられない未来ではあるけれども、そんな時代だからこそ、気づくことのできるもの、取り戻せる何か、広がっていく未来があるはずです。
それを探し出し、気づいたこと、学んだことなどをメモ書きしていきたいと思っています。
散文、乱筆、ゆっくり更新お許しくださいませ。
そして、皆様のご助力のほど、よろしくお願い致します。